⑥中学3年生 高校生クラス  オールイングリッシュレッスン  ①日本文化 百人一首 ②大企業で働くことについて

1月14日(日)、中学生、高校生は外国人ゲストとのオールイングリッシュレッスンがありました。

 

中学3年生・高校生クラスでは、冬休みについて各自お話したあと、

ジャマイカ出身のゲスト ミス・モリシアに日本文化の百人一首について、英語で伝えました。

日本文化を英語で伝える際は、まず日本文化を自分たちがよく理解している必要があります。

 

ゲストにとって、百人一首を理解するのが難しかったようで、最初はスクール生の皆さんも伝えるのに苦戦していましたが、

まずは、「短歌」を英語で説明するところから始まり、ジェスチャーも交えながら全員で力を合わせたことで、

ゲストに最終的には、百人一首とはなにか、理解してもらうことができました。

 

それから、

 

“Today, some young people do not want to work for large companies.

Do you think the number of these people will increase in the future?”

 

 (大企業で働きたくないという若者もいる。このような若者の人数は今後増えていくと思いますか?) 

 

という英検2級レベルのトピックに対して、【収入】【機会】【ストレス】の観点から、 一人ひとり意見を発表しました。 

 

 

以下がスクール生から出た意見です。

 

【賛成意見】
・大企業の数がそもそも少ないため、競争が激しい。 

・入社後も、中小企業の方が従業員人数が少ないため、 昇給のチャンスが多く、結果的に収入が増えていくと思う。

・大企業に入っても、同期が多いから競争が激しいと思う。

 

【反対意見】
・大企業の給料が最近全体として上がっているので安定した生活を送りやすい。

・経営地盤がしっかりしていて、安定している。

・有名な企業ブランドのステータスが欲しい若者が多いと思う。その企業の一員であることに誇りを持てると思う。ただ、狭いビルに入っていて、窮屈なイメージがあるからそれはストレスだとは思う…。 

 

ゲストのミス・モリシアが、 “Both companies have pros and cons.”  と前置きしたうえで、 

 

「ストレスはどこの会社でも同じ。大企業だと上司がたくさんいてストレスだと思うわ。

小さい会社だと、 人数が少ないぶん、自分1人でやらないといけないことが幅広くて、それもストレスだと思うわ。」 

 

「大企業は人事異動が多いよね。だからこそ昇給の機会もたくさんあると思う。

逆に、中小企業はお給料が安定しない時があるかもしれない。

でも自分の頑張りが業績にすぐ反映されやすいから、自分で顧客を開拓できる可能性は大きいかもしれない。」

 

など、ジャマイカでの仕事経験や日本での仕事経験をもとに、メリットとデメリットを教えてくれました。 

 

当日参加してくれた4名の高校1・2年生は、ゲストのお話に関心を持って聞いているようでした。

 

また、大企業で働きたいスクール生が2名、大企業以外で働きたいスクール生が2名いることがわかり、

それを知ったミス・モリシアは

「まだあなたたちはたくさんの時間があるわ。ゆっくり決めたらいいよ。なんでもできるから。」

とアドバイスしていました。 

 

今回、高校生の皆さんが教えてくれた、「仕事」や「大企業」に対する考えは、大変、興味深かったです。

 

個人事業主として働くこと、転職/副業が今の日本では当たり前になってきました。

リモートワークが導入されている企業も増え、仕事の選び方、働き方は今後ますます変化していくと感じています。 

 

現在様々な分野の仕事があると思いますが、英語が話せることで就職活動において有利に働くことは今後も変わらないのではと感じています。

 

世界に支社のある大企業であれば、なおさらです。

 

中小企業・個人事業主・起業など、大企業以外で働く選択を取りたい人にとっても、

英会話で大切なコミュニケーションをとる姿勢、異文化での経験、多様な価値観など、 

英語習得過程での学びはどこかで役立つ時が来ると思います。 

 

皆さんが、将来仕事で英語を使うかはまだわかりませんが、 皆さん一人ひとりが自分に合った仕事をして、

人の役に立ち、自分にとっての幸せな人生を送れたらいいですね。 

 

学生時代の英語学習が皆さんの視野を拡げ、いつか一歩踏み出す後押しをしてくれることと思います。

また、その先での経験は皆さんの武器・財産になると強く信じています。

 

仲間や講師と引き続き、英語学習、頑張りましょうね〜!